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インフルエンザの流行がピーク…!? [科学]

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http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=36442&from=os4
『インフルエンザ、流行ピーク…新型が8割以上』

インフルエンザの流行状況.jpg
 国立感染症研究所は4日、全国約5000医療機関を対象にしたインフルエンザの定点調査で、最新の1週間(1月24~30日)の1医療機関当たりの新規患者数が31・88人となり、警報レベルの30人を超えたと発表した。
 全国の推定患者数は、約176万人。流行のピークに差しかかっていると見られ、厚生労働省は手洗いやせきが出る場合のマスク着用などを呼びかけている。
 感染研によると、過去3週間で検出されたウイルスは、新型インフルエンザが8割以上。昨年10~11月は、季節性のA香港型が半数以上を占めていたが、12月以降は流行の中心が新型に移った。
 新型の感染者は昨シーズンと同様、子供たちが多いが、今季は特に、昨季は少なかった20代~30代の若者の感染が目立つ。年代別では0~4歳が13・1%、5~9歳19・9%、10~14歳13・1%、15~19歳7・4%、20歳代13・6%、30歳代は13・1%。小児から青壮年層まで幅広い世代に広がっている。
(2011年2月4日 読売新聞)
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http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=36439
『インフル流行、警報レベル…熱なくとも油断禁物』
 インフルエンザの流行が警報レベルに入った。
 今シーズン目立つのは20~30歳代の若者の感染だ。働き盛りのサラリーマンや集団活動が多い大学生らが「熱はないから大丈夫」と体調不良を我慢して外出し、感染を広げている可能性も指摘される。専門家は「少しでも感染を疑ったら受診を」と呼びかけている。
 インフルエンザの発症初期の典型的な症状は38度以上の高熱、全身の倦怠(けんたい)感、のどの痛みなど。しかし、実際には高熱が出ない感染例も珍しくない。インフルエンザに詳しいけいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫医師は「20~30歳代は、熱があっても頑張って出勤してしまうことが多い。軽症や自覚症状がなくても感染者の体内ではウイルスが増えるため、マスクもせずに学校や職場に行けば、感染を広げる恐れがある」と警告する。
(2011年2月4日 読売新聞)
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 インフルエンザの流行がピークを迎えつつあるようです
 先週は、職場の同僚がインフルエンザにかかり、お休みされていました
 今週の月曜から、出勤されていますが、他の人にうつった様子はないみたいです
 「新型インフルエンザ」は、名称こそ『新型』となっていますが、40代、50代の人がかかりにくいという点から考えると、本当の意味では「新型インフルエンザ」とは言えないと思うのですが…

 メディアに出てくる専門家の話は、説明不足の場合が多いと思います
 警告屋や脅威派の発言のほうが大きく取り上げられやすいのも事実のようです
 「大変だー、大変だー」と騒ぐほうが、メディアとしては商売になるからでしょうか…

 結局、新型インフルエンザって、昔流行ったインフルエンザ・ウイルスが、何処かから再び現れたと考えるほうが妥当なのではないかと思いますが…

(by 心如)

【参考URL】
かぜ・インフルエンザ
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=245&bui_id=B05&byomei_id=S039
[健康プラス]のどを守る(1)水うがいで風邪4割減
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=10668
うがいは効果あり.jpg

(※ 意外なのは、うがい薬でうがいするよりも、水道水でうがいするほうが、風邪の予防効果があるという点ですね)

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ジャンクフードとうつ病は、関係あるのか…!? [科学]

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http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2783638/6735224
『ジャンクフードはうつ病リスクを高める、スペイン研究』
2011年01月27日 13:17 発信地:ワシントンD.C./米国

ビッグマック.jpg
【1月27日 AFP】トランス脂肪酸や飽和脂肪を多く含む食品を食べるとうつ病になるリスクが高まる。米科学誌プロスワン(PLoS ONE)オンライン版に26日、このような調査結果が発表された。
 スペインのナバラ大(University of Navarra)とラスパルマス・デ・グランカナリア大(University of Las Palmas de Gran Canaria)の研究チームは、1万2000人以上のボランティアを募り、6年間にわたって各人の食生活とライフスタイルを調査・分析した。
 調査開始時、調査対象者の中にうつ病と診断されていた人は1人もいなかったが、調査終了時までに657人がうつ病と診断された。
 この間にトランス脂肪酸を多く摂取した人では、摂取しなかった人に比べて、うつ病になるリスクが最大48%も高かった。研究に参加したある准教授は、「トランス脂肪酸を多く摂取した人ほど心身への悪影響が見られた」と指摘する。
 研究チームはまた、多価不飽和脂肪(オメガ9系)を多く含む魚の一部やオリーブオイルには、うつ病にかかるリスクを減らす効果があることも明らかにした。
 ジャンクフードとうつ病の関連性を示す研究は、これまでにもいくつか報告されている。(c)AFP
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 1万2000人のボランティアのうち、6年間の調査終了時までに、657人がうつ病と診断されたそうですが、約5.5%の人がうつ病と診断されたことになります
 これは、20人に1人の割合でうつ病と診断されたことを意味しますが、こんなに高い割合で、うつ病と診断されたことにまずびっくりしてしまいます
 トランス脂肪酸をどの程度摂取したのかは、この記事では明らかではありません
「多価不飽和脂肪(オメガ9系)を多く含む魚の一部やオリーブオイルには、うつ病にかかるリスクを減らす効果があることも明らかにした。」という記述もありますが、食べ物の違いがうつ病にかかりやすいとかかかり難くすることが本当にあるのでしょうか?

 そもそも、うつ病を発症するメカニズム自体が解明されていないのではないかと思います 

 なんだか眉唾だなと思うのは私だけかもしれませんが…

(by 心如)
 

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温暖化による異常気象…!? [科学]

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いじょうきしょう【異常気象】

 まれに発生する気象。多くは災害を伴う。気温・降水量などが過去30年以上にわたって観測されなかったほどの値を示す場合、また、集中豪雨・竜巻などの突発的現象や同じ気象が農作物などに被害がでるほど長期間続く場合にいう。

(広辞苑 第五版)
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 温暖化によって、異常気象が起きやすくなるという話をする人がいます。これは、二重の意味で間違っていると思います。

 まず、気候の温暖化は結果であって、原因ではないのです。何らかの理由で先に気象が変化するので、長期的にみると気候が変動したと判断するのです。単発的な異常気象が起きても、気候が変動したとは言いません。稀にしか発生しなかった気象が頻繁に起きるようになって、気候が変動したと判断するのです。気象の変化が先で、気候の変動はその結果にすぎないのです。

 次に、異常気象が発生しやすいのは、温暖化よりも寒冷化のほうなのです。中緯度帯における気温の南北傾度は温暖化の時期に減少し、寒冷化の時期に増大します。中緯度帯上空の偏西風は、気温の南北傾度が増大すると強まり、流れが不安定化して南北に大きく蛇行し、これに伴って北の寒気団と南の暖気団が大きく南北に入り乱れる。寒気の南下する所では寒波や大雪、暖気の北上する所では熱波や干ばつ、両者の隣り合う所では長雨や集中豪雨が起こるようです。温暖化よりも、寒冷化のほうが気象が不安定なのは、気象学では常識だろうと思います。

 温暖化によって、異常気象が増えるという話には、あまり科学的な根拠がないのではないかと思います。

(by 心如)
 

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卵子ビジネス [科学]

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http://www.asahi.com/science/update/1205/TKY201012050354.html
『卵子ビジネス、米で浸透 特定の提供者に高額謝礼も』

 「子どもがほしい」という夫婦の思いを他人からの卵子提供でかなえる。日本では家族関係が複雑になるなどの懸念からほとんど取り組まれていないが、米国では保険もきく一般的な不妊治療として定着している。提供者への謝礼が300万円近くに達することもある。日本からも多くの人が向かう、そんな「卵子ビジネス」の現場を見た。
 「他の女性が妊娠できるよう助けてあげてください」
 ニューヨークにある名門大学、コロンビア大のキャンパスには、こんなポスターが張られている。同大学産科婦人科学教室が、学生に卵子の提供を呼びかけるものだ。
 提供できるのは21~32歳で謝礼は8千ドル(約66万円)。米生殖医学会の倫理委員会は2007年、「5千ドルを超える謝礼は正当化する必要があり、1万ドルを超える謝礼は不適切」との指針を出している。にもかかわらず、最近の調査では、有名大の学生相手に3万5千ドル(約290万円)という広告さえあり、特定の卵子に高い価値を認める市場ができている。同大のデボラ・スパー教授は「卵子を『売る』という考え方が定着してきた」と話し、一定の歯止めが必要との立場だ。
(以下略)

TKY201012050361.jpg
米コロンビア大構内で、女子学生に卵子提供を呼びかけるポスター。
謝礼は8千ドル(約66万円)だ=10月、ニューヨーク、勝田写す

TKY201012050360.jpg
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 記事中に、「一方、採卵は以前のように腹部に針は刺さないが、ホルモン剤で強制的に排卵させるなど提供者に負担がかかる。親子関係が複雑になる懸念もあり、日本産科婦人科学会は原則的に認めていない。国内法の整備も進んでいない。」とあります。

 考えてみたら、体外受精は可能なのです。また、夫に精子が無い場合は、他の男性の精子を使って、非配偶者間人工授精(AID)も行われているのです。
 なのに、夫以外の精子の提供はよくて、妻以外の卵子の提供は駄目だというほうが変なのかも知れません。

 でも、個人的には国内で卵子ビジネスが流行って欲しくありません。

 精子や卵子を、金銭と引き換えに提供するという発想が嫌いだからです。

 それと、子宝は授かるものであって、人工的に作るものではないと言いたい。

 優秀な男性の精子と、優秀な女性の卵子で、優秀な子供を作ろうという、馬鹿げた考え方をする人間が出てきそうな悪い予感がしてなりませんが…

(by 心如)
 

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成功率80%というけれど…!? [科学]

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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101127k0000m040100000c.html
緊急避妊薬:承認へ一歩 厚労省部会が意見

 避妊が失敗した際などに性行為後に服用し、望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」について、厚生労働省の医薬品第1部会は26日、製造販売を承認してよいとの意見をまとめた。事前に計画的に飲む低用量ピルと違い、事後に飲む避妊薬は国内で承認されていなかった。

 性行為後の避妊には、安易な利用を招くなどとする批判がある一方、レイプ被害者への緊急対応や人工妊娠中絶の回避に有用だとして医師らからは国内導入の要望が出ていた。厚労省は12月上旬まで一般から意見募集をした上で、上部組織の薬事分科会でさらに議論し、結論を出す。

 この薬は製薬会社「そーせい」(東京)が昨年9月に承認申請したレボノルゲストレル(販売名ノルレボ錠)。医師の処方を受け、性行為後72時間以内に1回飲む。排卵を抑制したり、受精や着床を阻むなどして妊娠を回避しているとされる。成功率は80%以上。8月現在、48カ国で承認されている。これまで国内では、本来は緊急避妊以外に使われる薬を12時間間隔で2回飲む方法があった。

毎日新聞 2010年11月26日 23時21分
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 この薬を服用した場合の、妊娠回避の成功率は80%だそうです。

 さらっと読めば、この薬を服用すれば、80%の女性が妊娠を回避できる、あり難い薬だと思うのではないかと考えます。

 しかし、ちょっとよく考えると、この80%という数字は何を意味しているのかが疑問です。

 まさか、性行為後72時間以内に、この緊急避妊薬を服用した女性の20%は妊娠したが、残りの80%は妊娠をしなかったという話なのでしょうか?

 もし、この薬を服用しても、20%の女性が妊娠したというのであれば、この薬の有用性は極めて怪しいと言わざるを得ません。

 なぜなら、一回の性行為で女性が妊娠する可能性が、もともと100%ではあり得ないのです。

 世の中には、不妊に悩む女性が沢山おり、不妊治療を受けている方も大勢いると思います。一回の性行為によって、女性が妊娠する確率はそれほど高い数字ではないのかも知れません。

 よって、この薬を服用しても、20%の女性が妊娠してしまうとしたら…

 この、緊急避妊薬は本当に有用な薬なのか? という疑問が湧いてくるのですが… そんな間抜けな発表を、専門家がするわけがないと思います。

 しかし、世の中には名ばかりの専門家も大勢いるので、この記事だけでは判断できませんね。

(by 心如)
 

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防衛本能…!? [科学]

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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101127-OYT1T00276.htm
「ヘビ怖がるのは本能」京大発表、3歳児も反応

 「人がヘビを怖がるのは本能」とする研究結果を京都大学の正高信男教授らが発表した。

 ヘビによる恐怖体験がない3歳児でも、大人と同じようにヘビに敏感に反応し攻撃姿勢を見分けられることを示した。

 研究チームは3歳児20人を対象に、「8枚の花と1枚のヘビ」の写真からヘビを選ぶ場合と、「8枚のヘビと1枚の花」の写真から花を選ぶ場合で、反応する速さを比較した。ヘビを選ぶ時間は花を選ぶののほぼ半分の2・5~3秒だった。ヘビの中でも、とぐろを巻いて攻撃姿勢を取る写真への反応時間が短かった。

 4歳児34人、大人20人の実験でも同じ傾向が示され年齢による変化はなかった。ムカデやゴムホースの写真を使った場合、花との違いがなく、細長いものや気持ち悪いものに反応しているわけではないという。

 世界中でヘビを恐れない文化はなく、本能なのか学習なのかの論争が19世紀から続いてきた。正高教授は「経験で恐怖感が身につくのなら年齢によって反応が変わるはず。今回の結果はヘビへの恐怖が本能であることを示す」と話している。

(2010年11月27日10時36分  読売新聞)
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 小学生のころ、片道4kmの砂利道を徒歩で通学していました。その当時、何度もヘビと出くわして怖い思いをしました。

 ヘビに咬まれたとか、飛びつかれたような経験は一度も無いのに、道端の草むらからヘビが出てきただけでも、胸が締め付けらるような恐怖を覚えました。(結構、恐がりだったみたいです^^;)

 小学生の頃、秋の農作業の手伝いで、前日刈り取った稲の束を地面から持ちあげたところ、マムシが稲の束の下にとぐろを巻いて寝ていた時には、心臓が止まるかと思うぐらいビックリしました。

 マムシに咬まれた経験がなくても、なぜ、マムシが怖いヘビだと感じるのかは解りませんが…

 子供のころを思い出すと、「ヘビを怖がるのは本能だ」という話は本当だなと思います。

(by 心如)
 

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因果関係…!? [科学]

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http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2775472/6470118
『妊娠中のたばこの吸い過ぎ、子どもが犯罪者になる確率高まる』
2010年11月16日 15:50 発信地:パリ/フランス

煙草を吸う女性.jpg【11月16日 AFP】妊娠中の母親がたばこを毎日1箱以上吸うと、生まれた子どもが犯罪者になるリスクが30%高まるとする研究結果が、16日の英医学専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に発表された。

 米ハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)の研究チームは、1959~66年に行われた喫煙習慣に関する調査に参加した女性たちの子どもである33~40歳の米国人4000人の健康データと犯罪歴を調べた。

 その結果、妊娠中に1日最低20本を吸っていた母親の子どもでは、それ以外の子どもに比べて、犯罪者になる確率が30%高かった。犯罪常習者になる確率も相対的に高かった。

■「ある程度の因果関係は認められる」

 精神疾患、家庭環境、貧困など犯罪行動に関連する諸要素を除外しても、母親の喫煙と子どもの相関性が認められ、犯罪者になる子どもの男女差もなかった。論文は「妊娠中の母親の喫煙と成人の犯罪に強い因果関係があるとは断定できないが、今回の研究である程度の因果関係は認められた」としている。

 これまでの研究では、妊娠中の母親の喫煙と、子どもの多動性障害や攻撃性、青年期の非行の間に強い相関性があることが示されている。

 動物を使った実験で、こうした問題が、発達期の脳、特に神経伝達物質受容体にニコチンが及ぼす生物学的効果によって起きる可能性が指摘されている。犯罪常習者はそうでない人よりも、神経心理学的異常を抱えている場合が多い。(c)AFP
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 母親が妊娠中にタバコを吸うと、ニコチンが胎児の脳に何らかの作用を及ぼし、胎児が大人になってから、犯罪の常習者になる可能性があるという内容の記事のようですが…

 そんなことが本当にあるのでしょうか?

 常識的に考えると、妊娠中の女性が、一日に20本以上のタバコを吸うのは、胎児にとってよくないと考えるのは当然のような気がします(ニコチンよりも、一酸化炭素によって胎児の脳がダメージを受けるという説もありますが…)

 だから、子供に対する愛情があり、常識的な判断が出来る女性なら、妊娠中だけ禁煙したり、吸う本数を減らしたりすると思います

 よって、妊娠中に一日20本以上のタバコを吸い続ける女性は、子供に対する愛情が弱いか、常識的な判断(モラル)に欠ける可能性が高いかも知れませんし、少なくとも、妊娠中は禁煙するか本数を減らすという忍耐力が備わってないことは事実です

 そういう女性が育てた子供が、犯罪の常習者になり易いとしたら、ニコチンの影響だけではなくて、そういう母親がいる家庭環境のほうに原因があるのではないかと思えてならないのですが…

(by 心如)
 

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