呆け防止薬が出るかも…!? [科学]
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2011年9月9日16時32分
アルツハイマー発症の仕組み、iPS細胞で確認 慶応大
慶応大の研究チームがiPS細胞(人工多能性幹細胞)技術を使い、アルツハイマー病が発症する仕組みの確認に成功した。生きたヒトの細胞による薬の効果の確認につながり、新薬開発に役立ちそうだ。論文が7日付英医学誌ヒューマン・モレキュラー・ジェネティクス(電子版)に掲載された。
アルツハイマー病は、ベータアミロイドという毒性の高いたんぱく質が脳にたまり、神経細胞を傷つけて起きるとする「アミロイド仮説」が提唱されている。チームは、遺伝性アルツハイマー病の患者2人の皮膚の細胞からiPS細胞を作って、さらに神経細胞に変化させた。すると、いずれの患者由来の神経細胞でもベータアミロイドが通常の約2倍作られており、病気の一部を再現できた。
またベータアミロイドができるのに必要な酵素の働きを止める新薬の候補を使ったところ、ベータアミロイドのできる量が抑えられるのも確認した。
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アルツハイマーの患者の皮膚の細胞から作ったiPS細胞を、神経細胞に変化させたら、ベータアミロイドが通常の約二倍作られていることが確認されたとのことです。
アルツハイマー病を発症すると、ベータアミロイドという毒性の高いたんぱく質が脳にたまるのは事実なのかもしれません。問題なのは、そのベータアミロイドというたんぱく質がなぜ普通よりも多く作られるのかではないかと思います。
ベータアミロイドがたまるとアルツハイマー病になるのでしょうか。それとも、アルツハイマー病になるとベータアミロイドがたまるのでしょうか。
相関があるのは事実としても、因果関係が今一つ、はっきりしていないと思います。
百歩譲って、脳に毒性の高いベータアミロイドというたんぱく質がたまると、アルツハイマー病を発症する。というのが事実だとして、なぜ、神経細胞がそのような毒性の高いたんぱく質を、普通より約二倍も作る状態になるのかが解らないと、本当の意味で、アルツハイマー病の発症メカニズムを解明したことにはならないのでは…
よって、単に、ベータアミロイドを作るのに必要な酵素の働きを止めても、本当の意味でアルツハイマー病の治療になるとは思えません。でも、近い将来、この薬を飲み続ければ、アルツハイマー病の発症を遅らせることが可能だ。という触込みの新薬が販売されるのではないかと思います。
「これを飲めば呆けない」と言われたら、お金を出せる人は喜んで飲むと思います。製薬会社にとっては、これほどオイシイ話はないですね。
歳をとれば、血圧が上がったり、物忘れが激しくなったり、身体が硬くなり、足腰が痛くなったり、いろいろな老化現象が出てくるのは仕方がありません。そういう老化現象を、薬でどうにかしようというのは、私にはなんだか無理があるような気がしてなりませんが。。。
(by 心如)
写真は、昭和44年3月に81歳で永眠した祖父です。晩年は、痴呆症があったと思いますが、最期まで家族と一緒に暮らしていました。少しくらい呆けても、家族と一緒に暮らせるといいなと思います。
あの、この写真なんですけど、すごくいいですよね。
小父蔵さんのおじい様ってえらく絵になる方じゃないですか?というか、カッコいいです。何か私、すごくグッときちゃいました。もしかして若い頃はかなりハンサムだったんじゃないですか?
by shira (2011-09-09 23:48)
自然のままに老化する事って思います
病院で目を落とすのではなく
家の畳でとも思います
でも、それが周りの家族の大きな負担になっているのが今の社会
特にアルツハイマーや痴呆は家族が大変ですよね
by 大将 (2011-09-10 07:19)