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国民に優しくして下さい [政治]

 広辞苑の逆引きで「・・・つなみ」を検索してみたら…

おきつなみ【沖つ波】
さんりくおおつなみ【三陸大津波】
しおつなみ【潮津浪】
じしんつなみ【地震津波】
たつなみ【立浪】
つなみ【津波・津浪】
へつなみ【辺つ波】
まつなみ【松波】
やまつなみ【山津浪】

 上記の、九つしか候補が表示されませんでした。その中で、地名と津波が結びついているのは、「三陸大津波」しかないのです。これは、三陸地方沿岸が津波の常襲地であり、津波と言えば三陸地方ということではないかと思わざるを得ません。

―――
さんりくおおつなみ【三陸大津波】
 津波の常襲地の三陸地方沿岸で、過去百年間に起ったもののうち最大規模の1896年(明治29)6月15日(明治三陸地震津波)および1933年(昭和8年)3月3日の津波を指す。
〔広辞苑 第五版〕
―――

 今回の地震と津波を、千年に一回の想定外の大災害というのは、史実に反していると思います。
 福島第一原発は、正確には三陸海岸ではないのです。しかし、三陸地方(陸奥、陸中、陸前の三つの地方を三陸地方という)沿岸に近いと思います。三陸沖で大きな海底地震が発生すれば、福島県も津波の被害に遭うことは容易に予測できたはずなのです。
 政府・経済産業省および東京電力は、自分たちの過ちを素直に認めて、責任逃れを止めて欲しいと思います。三陸沖では、百年に一回ないし二回は大地震・大津波が発生する可能性が高いことは、過去の資料を調べたら素人でも分かるのです。千年に一度の想定外の地震と津波だったと言えば、免責されるなんて許せません。
 原子力発電所を建設するのであれば、地震や津波の被害に遭いにくい場所を選ぶのは当然だと思います。地震学者がどんな予測をしたのか知りませんが、三陸沖の海底地震と津波の発生をまったく想定していなかったなんて馬鹿な話です。

 『学問のあるバカは、無知なバカよりもバカだ』(モリエール)は、至言だと思います。


 震災の前、「地球に優しく」とか「地球のためにできること」なんて言っていた人たちはどこへ行ったのだろうか?

 人間が地球に優しくして何の意味があるのですか?

 人間に地球のためになることなんて出来ますか?

 そんな御大層なことを言う前に、
 自分と家族、周囲の人と明るく楽しく暮らすことを考えませんか?

 実効性のまったく期待できない地球温暖化防止に、毎年、一兆円以上の国家予算を注ぎ込んでいるそうです。そのおカネがあれば、増税なんてしなくても、東北地方の復興は可能です。

 地球に優しくなんて言う前に、東北地方の人や日本の国民に優しい政治を望んではいけないのでしょうか。。。

(by 心如)


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コメント 5

大将

学問のあるバカは、無知なバカよりバカだ
確かにそうですね
前例のないものには対応できず
物事には例外があると言う事を知らないのでしょうね
by 大将 (2011-04-27 23:40) 

hm

>人間が地球に優しくして何の意味があるのですか?

>人間に地球のためになることなんて出来ますか?

>
そんな御大層なことを言う前に、
 自分と家族、周囲の人と明るく楽しく暮らすことを考えませんか?


同感です。

 「地球に優しく」などというのはとんだ思い上がりでしたね。
 人間があたかも地球を支配しているかのような。
 
 
by hm (2011-04-28 15:52) 

penny

震災発生当初、壊滅的な津波の被害を受けた地域の映像を見て

「砂浜に家を建てているようなもんですからね」

と言ったコメンテーターを許せない私です。
by penny (2011-04-28 23:54) 

ねじまき鳥

東電の人も政府の人も個々には優秀な人で個人的には危ないと思っていた人もいると思います。日本人はそこまでアホではないと思うけど、やはり組織とかに入ってしまうと言えなくなる風土とか誰も責任をとらなくてよい組織になっていたりするのが、おそらく日本人なのだと思う。太平洋戦争でも今から思うとなぜあんな無謀なことをやっていたのかと思うような作戦(特攻等)や失敗から学ばず同じ作戦で失敗を重ねる(水際作戦)などやはり組織に問題があったとしか思えない。戦争で体制は変っても組織は変らなかったのだろうか。
by ねじまき鳥 (2011-04-29 21:35) 

shira

 ええ、「地球に優しい」なんてことを言うのなら、地球上の生物である人間にまず心配りをできなきゃ嘘でしょう。
 ねじまき鳥さんのコメント、グサッと来ますね。
by shira (2011-05-01 00:24) 

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