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時限爆弾…!? [政治]

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『無知との遭遇』(落合信彦/小学館新書)

 日本は時限爆弾を抱えている

 しかも、戦争の危険がないから日本は完全な安全地帯なのかと言えば、そんなことは全くない。
 ギリシャの財政危機が欧州全体の信用不安へと発展したが、これは対岸の火事ではない。日本の国の借金は約900兆円あり、これをどのようにして返していくかという道筋が全く示されていないのが現状だ。イスラエルのように外から爆弾を抱えて突っ込んでくる連中がいるという脅威には晒されていないが、日本は時限爆弾を自ら抱え込んでいるようなものだ。
 日本の国債を買っているのはほとんどが自国民だから問題がない、という言い方をする人間がいるが、とんでもないことである。今ある借金のツケは子の代、孫の代が背負っていくことになる。自国内で国債が売れなくなったら、ウォール街の住人たちが巧妙に入り込んでくる。ギリシャの財政危機の引き金を引いたのはアメリカの投資銀行のあくどいやり口だったことが少しずつ明らかになってきている。このままでは日本もその二の舞を演じることになる。
 もしくは、中国のようなカネのある国に、借金を頼まなくてはならないことになる。そうしたら法外な金利をふっかけられることになるだろう。中国人たちはこれまでの日本からのODAや円借款の恩義なと覚えていない。
―――

 自分たちが作った膨大な借金を、子や孫の代に押し付けるのは如何なものかと思います。

 長引く不況で、税収は減る一方のようですが、税収よりも国債の発行額のほうが大きいのです。こんな状況になっても、国債は国の借金だけど、国民の資産でもあるなんて言ってる経済学者の頭の中身は一体どうなっているのだろうか?

 国民の金融資産を、国(政官学の共同体)が喰い潰してしまったというのが実情だと思っています。その事実を誤魔化すために、貸し手は国民だから、国の借金は国民の資産でもあるなんて言っているのではないかと… その国民の資産は国が使ってしまって空っぽになりつつあるようです。

 国は、通貨の発行権を持っているから、国債の返済ができないことはあり得ないなんて言う人もいます。しかし、よく考えてみたら、国は通貨の発行権を持っていて幾らでもお金を出せるのなら、端から国債を発行して借金なんてしないで、通貨を必要なだけ発行してしまえばよかったはずです。どうしてそう出来なかったのか? どこかに誤魔化しがあるのではないかと思えてなりませんが…

(by 心如)
 

 

―――【ジョーク】―――
 日本を代表する企業のビジネスマンたちが、首相官邸を訪れた。彼らに対して官邸の主である首相が、自信満々に言った。
「日本の景気はこれからよくなります。株は今が買い時ですよ。私は総理大臣だから株を買って儲けるのは問題があるけれども、自分が総理でなければ絶対に株を買いますね」
 するとその場にいたビジネスマンがこう言い放った。
「私だって、あなたが首相じゃなかったら絶対に株を買っていますよ」

(『無知との遭遇』/落合信彦)
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 民主党は、政権交代したら日本の景気はよくなると言ってたけど… 嘘でしたね。

無知との遭遇 (小学館101新書)

無知との遭遇 (小学館101新書)

  • 作者: 落合 信彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/10/01
  • メディア: 新書

 


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コメント 2

大将

たしかにですねぇ
しかも借金は政党同士の争いのため
脳みそにシワの無いおえらい方々の考えひとつ
なんだかなぁ。。。
by 大将 (2010-12-11 07:27) 

enosan

民主党の内輪もめ見苦しいね。
by enosan (2010-12-11 08:39) 

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