事実と真実の違いが分からないなんて・・・ [雑感]
じじつ【事実】 ①実際に有った事柄としてだれもが認めなければならないこと。「隠された―が明るみ出る/政治献金の―をつかむ/―関係を明らかにする/―を認める/彼はその時から―上(=実質的に)国家の元首になった/犯罪―」 ②(副)〔「事実において」の圧縮表現〕実際その通りであったと認めることが出来る様子。「家賃がとどこおりがちだったが、―家計は火の車だったのだ」
しんじつ【真実】 ①あらゆる点から見て、それだけが偽ったり飾ったりした所の無いそのものの本当のすがたであるととらえられる事柄(様子)。「―を追求する(伝える)/―の愛とは何か/―性」(反意語:虚偽)②(副)うそいつわりなく、心からそう思っている様子。「―うれしい/―申し訳ない」
〔新明解国語辞典 第六版〕
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最近、「事実」と「真実」の違いについて説明する機会がありました。でも、私の説明力が不足だったのか、相手の理解力(理解しようという気持ち)が不足していたのか、事実と真実の違いについて理解して頂くことが出来ませんでした。
事実とは実際に有った事柄を指します。でも、真実は実際には無かったことでも良いのです。例えば、よく書けた小説には、人間の真実が描かれていると言っても差支えはないのです。でも、架空の話である小説は、どんなに真実味があろうとも、事実ではないのです。
この基本的な事を、相手に理解(同意)してもらえなかったのは、私の力不足だと言わざるをえません。
ネコの尿が原因で火災が発生!? [雑感]
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http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130402/274572/?ref=ML
ネコに注意、機器開発の新たな盲点が明らかに
(2013/04/02 19:30)
ペットのネコがエレクトロニクス機器の焼損原因となっていたことが分かった。ブラザー工業は、2013年3月29日、「猫と一緒にお住いのお客様へ 家庭用ファクスにおける無償点検のお知らせ」と題する報道資料を公表、ネコの尿が同社ファクシミリ製品に繰り返しかかることに起因する焼損事故が少なくとも4件発生していたことを明らかにした。
(中略)
ネコがわざわざファクシミリの上で排尿する理由については、獣医など専門家にヒアリングしたものの「(ネコが好む)温かさ原因かもしれない」という推測以上のことはわからなかった。
同社では、原因究明を受けて、事故があったのと同型の約60万台と、事故は発生していないが同様の形状・構造のために事故の恐れのある約90万台を回収し無償点検することにした。現在発売中の製品については、コネクタ部の金属配線表面に樹脂コーティングを施して、尿など液体がかかっても電流が流れないように改良している。該当製品と連絡先については報道発表資料(同社サイトのPDF形式データ)を参照。
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電器製品に猫の尿を繰り返しかけると、発火の原因になることがあるそうです。
そう言えばずいぶん昔のことですが、テレビの番組で猫の尿がコンセントに何度もかけられた場合に、そこから発火することがあるというのを観たような気がします。
それにしても、150万台の自社製品を回収し無償点検するブラザー工業は素晴らしい会社だと私は思います。
(by 心如)
中国で鳥インフルエンザ拡大!? [雑感]
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http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG02046_S3A400C1CR8000/
中国の鳥インフル拡大、感染計7人に
(2013/4/2 22:53)
【上海=菅原透】「H7N9型」と呼ぶ鳥インフルエンザが中国で広まってきた。江蘇省衛生当局は2日、省内で4人が感染し、いずれも重体だと発表。中国内での感染者はこれで計7人となる。同型の鳥インフルはこれまで人への感染が報告されていないタイプ。2人が死亡した上海市が2日、感染防止に向けた態勢を敷いたと発表するなど、各地で警戒を強めている。
江蘇省で確認されたのは、南京市、蘇州市、無錫市、宿遷市の男性1人、女性3人。いずれも3月20日前後に発熱し、症状が重くなった。一方、国家衛生計画生育委員会は3月31日、上海市と安徽省で3人が感染したと発表。うち上海市の87歳と27歳の男性2人は死亡した。人から人への感染は確認されていない。
上海市政府は2日夕、記者会見を開き、医療機関での応急態勢を強化したと発表した。新たな感染例が見つかれば、「すぐに情報を公開する」と強調した。北京市や広東省など感染が確認されていない地方当局も、監視を強める体制を敷いた。
今回、感染が広がっている「H7N9型」は従来は弱毒性とされ、人への感染が確認されたのは今回が初めて。上海や江蘇省は日系を含めた外資系企業が多く進出しており、中でも上海の在留邦人数は約5万6千人。
鳥取大学の伊藤寿啓教授は「感染源や感染ルート、毒性などの情報が不足している。慎重に調査し、冷静に対応する必要がある」と話している。
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中国で、鳥インフルエンザでお亡くなりになった方がいるようです。
記事を読んで、過去に人への感染が報告されていないのに、「H7N9型」の鳥インフルエンザがどうして弱毒性のインフルエンザと言えるのか私には分かりません。
鳥に対して毒性の弱いインフルエンザウイルスが、ヒトに対しても毒性が弱いのかどうかなんて、いったい誰が何を基準に判断するのでしょうか?
過去に感染例がないのであれば、感染してみないことには毒性の強弱は判断できないと思いますが…
ただし、人から人への感染は確認されていないので、今のところ大騒ぎするほどではないと思います。
インフルエンザウイルスは変異するのが速いので、人から人に感染するウイルスに変異する可能性もあります。感染源、感染ルート、毒性などについて、慎重に調査し、冷静な対応が望まれます。
(by 心如)