事実と真実の違いが分からないなんて・・・ [雑感]
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じじつ【事実】 ①実際に有った事柄としてだれもが認めなければならないこと。「隠された―が明るみ出る/政治献金の―をつかむ/―関係を明らかにする/―を認める/彼はその時から―上(=実質的に)国家の元首になった/犯罪―」 ②(副)〔「事実において」の圧縮表現〕実際その通りであったと認めることが出来る様子。「家賃がとどこおりがちだったが、―家計は火の車だったのだ」
じじつ【事実】 ①実際に有った事柄としてだれもが認めなければならないこと。「隠された―が明るみ出る/政治献金の―をつかむ/―関係を明らかにする/―を認める/彼はその時から―上(=実質的に)国家の元首になった/犯罪―」 ②(副)〔「事実において」の圧縮表現〕実際その通りであったと認めることが出来る様子。「家賃がとどこおりがちだったが、―家計は火の車だったのだ」
しんじつ【真実】 ①あらゆる点から見て、それだけが偽ったり飾ったりした所の無いそのものの本当のすがたであるととらえられる事柄(様子)。「―を追求する(伝える)/―の愛とは何か/―性」(反意語:虚偽)②(副)うそいつわりなく、心からそう思っている様子。「―うれしい/―申し訳ない」
〔新明解国語辞典 第六版〕
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最近、「事実」と「真実」の違いについて説明する機会がありました。でも、私の説明力が不足だったのか、相手の理解力(理解しようという気持ち)が不足していたのか、事実と真実の違いについて理解して頂くことが出来ませんでした。
事実とは実際に有った事柄を指します。でも、真実は実際には無かったことでも良いのです。例えば、よく書けた小説には、人間の真実が描かれていると言っても差支えはないのです。でも、架空の話である小説は、どんなに真実味があろうとも、事実ではないのです。
報道の使命は、事実を邪曲を交えずに公平に伝えることだ。と言う場合、どんなに真実味があろうが、事実ではないことを、あたかも事実のように装って伝えてはいけないのです。
この基本的な事を、相手に理解(同意)してもらえなかったのは、私の力不足だと言わざるをえません。
この基本的な事を、相手に理解(同意)してもらえなかったのは、私の力不足だと言わざるをえません。