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気象庁に新型のスパコン!? [科学]

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http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201205250016.html?ref=reca
2012年5月25日5時1分
日立、気象庁にスパコン納入-性能30倍に

 日立製作所は、気象庁にスーパーコンピューター「SR16000 モデルM1」を納入したと24日発表した。847テラフロップス(毎秒847兆回の浮動小数点演算能力)の理論演算性能を持ち、従来より理論演算性能を約30倍に向上した。これまで5キロメートル四方だった地点ごとの気象予測が2キロメートル四方で可能になる。局地的集中豪雨や台風の予測精度を高められる。日立製のスパコンから6年ぶりの入れ替えになる。6月5日に稼働を始める。
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http://www.asahi.com/eco/news/TKY201206020117.html
2012年6月3日19時8分
「ゲリラ豪雨」予測も 天気予報に新型スパコン 気象庁

 気象庁は5日、天気予報に活用する新型スーパーコンピューター「SR16000モデルM1」(日立製作所製)を稼働させる。データ処理能力が上がり、予測が難しかった局地的な大雨「ゲリラ豪雨」などの発生見通しにも役立つとしている。

 新型スパコンは東京都清瀬市の気象衛星センターに設置された。気象庁によると、計算速度はこれまでのスパコンの約30倍で、1秒間に847兆回の計算が可能。当面は羽田空港周辺の気象予測の強化から取りかかるという。(赤井陽介)

TKY201206020127.jpg
気象庁の新型スパコン「SR16000モデルM1」=東京都清瀬市の気象衛星センター
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 引用した記事を読む限り、気象庁に新型のスパコンが導入されたようですが、その性能は従来の30倍の計算速度だとか… 自動車の速度が30倍になったとしたら、とんでもない速度だと言えます。時速10km/hが時速300km/hになったとしたら、自転車とF-1の違いだから大変な違いだと分かると思います。ところが、ことコンピュータに関しては、10倍になっても体感的には2倍になったくらいの感覚しかないのです。計算速度が100倍になっても、体感的には4倍くらい速くなったような感じなのです。だから、30倍というのは、2倍ちょっとしか速くなったと感じないと私は思います。

 従来は5kmの升目で計算していたものが2kmの升目で計算できるようになったというのが、一升のサイズが2.5分の1になったことを意味していますので、計算速度的には2倍ちょっとに感じるという話と符合するのです。

 このていどの計算能力では、ゲリラ豪雨を高精度で予測できるとは思えません。もっと局地的な現象である竜巻の場合は、さらに予測困難ではないかと思います。

 個人的には、たいした被害のない地球温暖化の予測なんてものは止めて、ゲリラ豪雨や竜巻など、大きな被害を実際にもたらす可能性が高いモノを、もっと真剣に研究するほうが、国民の役に立つのではないかと思います。

(by 心如)


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吟遊詩人41

お値段なりに働いていただきたいですね^^;
by 吟遊詩人41 (2012-06-06 14:47) 

心如

吟遊詩人41さん、コメントを頂きありがとうございます
 値段をいうと、スパコンなんて要らないと言いたくなるのですが…
by 心如 (2012-06-06 19:33) 

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