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国内産業と労働者を守れ…!! [社会]

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http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111202/202117/
トヨタ自動車、コンパクトHEV「アクア」を日本で生産---国内生産300万台の死守へ
2011/12/02 13:35

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 トヨタ自動車は、2011年12月に発売予定のコンパクトカー・クラスのハイブリッド専用車(HEV)「アクア」の車両、およびハイブリッド・システムを国内で生産する。エンジンとトランスミッションを同社の国内工場で、車両の組み立てを関東自動車工業(2012年7月にトヨタ自動車東日本に変更予定)の国内工場で行う。価格を抑えたHEVを日本で造ることで、トヨタ自動車は目標として掲げる年間300万台の国内生産の維持に努める。

 エンジンをトヨタ自動車の上郷工場(愛知県豊田市)で、トランスミッションを同社の衣浦工場(愛知県碧南市)で生産する。車両は、関東自動車工業の岩手工場(岩手県胆沢郡金ケ崎町)で組み立てる。ニッケル水素(Ni-MH)2次電池は、プライムアースEVエナジー(本社静岡県湖西市)の静岡県にある工場か、宮城工場(宮城県黒川郡大和町)で生産するという。

 関東自動車工業は、アクアで初めてHEVの組み立てを行うことになる。そのため、HEV「プリウス」を組み立てるトヨタ自動車の堤工場(愛知県豊田市)との連携を深めた。両社の連携は生産面だけでなく、関東自動車工業は設計開発面においても車体の軽量化などに貢献しているようだ。

 アクアの組み立ては、岩手工場の2つのラインで行う計画。両ラインでは現在「ラクティス」「ベルタ」「イスト」「ブレイド」を生産している。関東自動車工業は、アクアをこれらの車両と混流生産する考えだ。
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 トヨタ自動車は、自動車の国内生産300万台を維持すると発表したそうだ。

 巷で、「ユニクロ栄えて国滅ぶ」と言われています。

 安い外国製品を輸入して販売すれば、その企業は利益が出るのだと思います。でも、国内の労働者の仕事が無くなれば、消費者の購買力は低下し、国内市場はますます安いモノしか売れなくなります。

 これこそがデフレの正体なのです。政府のデフレ対策を云々しても意味はありません。安い外国製品を輸入し、国内の産業を疲弊させ、労働者の賃金を減らせば、消費者の購買意欲が下がり、景気が悪くなるのは当然なのです。

 円高とウォン安の影響で、韓国製の自動車が売れ、日本製の自動車の売れ行きが落ちているそうです。ドコモも、韓国製の携帯端末を売っているようです。

 TPPに参加すれば、アジアの発展の活力を、日本に取り込めるなんて話をする人がいますが、いったい何を見ているのだろうか。もし、関税が撤廃され、10kgで400円のカリフォルニア米が輸入されたら、日本の大半の農家がコメの生産をやめると思います。主食の穀物を輸入に頼るような先進国は無いと思います。

 トヨタだけでなく、他の企業も、国内産業の空洞化を防止する努力をして欲しいと思います。

(by 心如)


タグ:TPP反対
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コメント 4

大将

外国に生産を頼って安いものを売る
確かにデフレのひとつの大きな要因ですよね
モノには適正価格があると思いますね
それに、こうして企業が国内生産に力を入れると
日本を支える中小企業も潤いますね
by 大将 (2011-12-04 17:34) 

shira

 ユニクロの柳内社長のインタビューが新聞に載ってましたけど、国際競争に自社が勝つための方策だけが述べられていて、自社の繁栄によって日本と日本人を幸せにしたいという気持ちは皆無のようです。
 ユニクロに限りませんが、日本を幸せにしてくれない日本企業って、存在意義あるんでしょうか?
by shira (2011-12-04 18:43) 

心如

大将さん、コメントを頂き有り難うございます
 デフレの原因を、単なる通貨の需給ギャップだと考える阿呆な経済学者がいます。問題なのは、その通貨の需給ギャップがなぜ起きているのかなのです。
 高気圧だから晴れて、低気圧だと曇ったり雨がふるのは事実ですが、なぜ高気圧が発達するのか、なぜ低気圧が発達するのかを説明できないと、気象が変化する原因を説明したことにならないのと同じです。
 通貨の需給ギャップがなぜ起きるのか、それは労働者の可処分所得が減少し、消費者の購買力が低下しているからなのです。
 それと、適正価格を守るためには、輸入品に関税をかけるのは、国家として当然の権利なのです。TPPに加入すれば、正当な権利を放棄せざるを得ません。だから、私はTPPに反対しています。
by 心如 (2011-12-04 19:20) 

心如

shiraさん、コメントを頂き有り難うございます
 ユニクロは、山口県のカジュアルショップのメンズショップ・小郡が前身だったと思います。それがいつの間にか、中国製の格安の衣料品を販売して急成長を遂げました。
 でも、その成長の影で、国内の縫製工場が潰滅し、日本人労働者の仕事が無くなっていることをマスコミはあまり取り上げません。ユニクロの広告料を考えれば、仕方のないことかも知れませんが…
 企業のグローバル化が、国内産業の空洞化→労働者の余剰→賃金の低下→購買力の低下→国内産業の空洞化、という負のスパイラルを描いているのは明らかだと思います。
 東日本大震災の義捐金に10億円出すよりも、被災地に縫製工場を建てて、例え1000人でも雇用を生み出すほうが、日本の幸せに貢献できるのではないかと、私は思います。
by 心如 (2011-12-04 19:33) 

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